わきの下にはアポクリン汗腺、エクリン汗腺があります。アポクリン汗腺から出る汗が皮膚の雑菌により分解され、ワキガの独特のにおいが発生します。
においはなく汗が多い多汗症はエクリン汗腺の汗が原因です。
当院ではワキガには反転剪除法、多汗症にはボツリヌストキシン注射をお勧めします。
わきの下を4~5cm切開して、皮膚をめくり目で見ながらアポクリン汗腺を取り除きます。直接目で見ながら行うため取り残しがないのがメリットです。術後約1週間の固定が必要です。手術時間は約90分です。
ボツリヌストキシンをわきの下に注射します。エクリン汗腺へ信号を出す交感神経が麻痺するため、汗を大幅に抑えることが出来ます。
効果は4~6ヶ月持続します。
手術と違って注射だけなのですぐ終わります。